1957年 新潟県 生

 

子供の頃は体を動かすことが大好きで、
学業でもマット運動、皆の前で模範演技をするほど得意で
中学・高校では器械体操で活躍

 

 

自分で体を動かすことの大切さを知る

 

 

部活動を引退後、急に運動をやめたこと、思春期の体の変化によってか
体調不良の日々が続き、医者通いするも原因が全くわからず
整体,鍼灸マッサージありとあらゆるところに通うが効果は長続きせずに
悶々と苦しみ悩む時期が続く。

 

そんな時に立ち寄った書店で運命的な「ヨガ」の本と出会う。
本を見ながらのヨガでも徐々に元気を回復し、やってみたかったモダンバレエ
当時流行り始めたエアロビクスで体調がどんどん回復し、
エアロビクススタジオで更にジャズダンスを学び
ステージで踊る楽しさを知る。

 

自分が楽しんで体を動かすことで体調をすっかり取り戻し、体力もついた!

 

 

足裏の大切さを痛感する

 

 

しかし、当時のダンスシューズは今ほど個人個人に合う靴がなかなか無く、
またレッスンでは踊り方は教えてくれるが、靴選びや足の使い方、
練習後のケアなどはなく
外反母趾を悪化させ、整形外科で装具を作ったり、サポーターをしてみたり・・・
しかし今度は入る靴がなく、痛みを回復する方法も履物も見つからぬまま
大好きだったジャズダンスやエアロビクスから遠退く。

 

大好きな体を動かすことをあきらめ「仕事に生きる!」と決意をするが
体を動かす楽しみを奪われたような癒されない気持ちはどんどん
ネガティブに考えるようになり
そんなストレスを忘れるようにお酒で発散
足は痛かったが、体力はあったので
どんどん睡眠を削って仕事と遊びに時間を過ごす日々・・・
そんな無理を重ねたある日、
喘息の発作で生死をさまよう、いわゆる臨死体験を経験。
転地療法を考えなければならないほどに重症化させてしまったことは
やるせない自分の気持ちのはけ口を
ただ、自分で自分の体を痛めつけてしまうようにしか
考えられなくなっていた自分へ体からのメッセージでした。

 

 

自分の体の言い分を聴く

 

 

その後、結婚、二人の子供に恵まれる。
第二子出産後3か月で夫の仕事を手伝うも
なかなか体調がすっきりしない中での仕事と育児に
疲労困憊、時々喘息発作がぶり返し、夜中の点滴に通う日々…

 

そんな生活が続いた
40歳の時に、母、翌年に父が亡くなり
肉体的にも精神的にもギリギリの状態が続くが
「子供の為に寝てはいられない!」
「自分が頑張れば周りがすべてうまくいく!」
と自分自身に言い聞かせ頑張る日々・・・

 

そんな毎日の繰り返しからか
生理が止まり
突然の動悸、めまい、頻脈、震え、息苦しさ、総合的なパニック症候群を発症し、
「心臓が爆発してしまうのでは…」
「このまま心臓が止まってしまうのでは・・・」
という
何をどうしたら良いのかわからない不安と
いつ襲ってくるかわからないこの症状におびえる日々が始まる。

 

ある時、救急外来を受診した際、診察室の奥で、
私が訴えた症状に対し、医師と看護師の
「あんな症状なんて、なんか薬でもやってるんじゃないか」と
談笑している声が聞こえた!
苦しく切ないこの時にあまりのショックに涙も出ず
その瞬間から「医者には頼らない!」と医者に対する不信感で
医者嫌いになる!

 

しかし、過ぎてしまえばこれも神様から私へのギフト!
この体験からやっと
医者にかからない体にしていく日々を過ごすこと
自分の内側からのメッセージを大切にすることを気づかされる。

 

日頃からの生活のあり方、ストレスケア、食事、運動
そして、自分の体に今起きていることを知ることの大切さを
忘れていた自分を深く反省しました。

 

そんな体調の不安を背負った中で離婚
二人の子供を抱えて、心身共にギリギリの私の心を救ってくれたのは
ただただ子供達の無邪気な笑顔でした。

 

 

自然の中で生かされている

 

 

仕事もなくなり、はじめてゆっくり歩いたいつもの道で、
道端に生えた小さな雑草が可愛らしい花を咲かせていることに今更気づき、
自分の奥で眠っていた何かが目覚めたように
その小さな命が懸命に生きている力強さに心の影に光が差したようだった。

 

こんなことすら気がつかずに生活していた自分を反省するとともに、
大地、空、そしてそこから生まれる植物と私たちというエネルギーと
命の循環に少しづつ向き合うようになった。

 

与えられた命の尊さ
植物の力

 

いただいた自然の恵みで自分が出来ていること
自然の中で生かされていることを思い出し
自然に触れている時が一番癒され、体調が良い

 

自然の恵みがなければ人間は生きていけないし
人間は自然の中の一部なんだと自分の深い奥の部分で感じる

 

そんな時、植物の恵みそのものと感じる「アロマ」と出会い
日本アロマコーディネーター協会
アロマコーディネーターの資格を取得

 

自分が体を壊した経験、経緯から
自然の素晴らしさを子供たちに、未来に伝えていきたい!という思いで

 

「自然の恵みアロマのある心と身体に優しい生活を伝えていく!」
ということを自分のミッションとし、活動を始める

 

介護することなく亡くなった親に出来なかったことを仕事ししよう!
と学んだホームヘルパー2級の資格の施設研修で
介護を目の当たりにし、介護を体験したことで

 

「私は介護されない体づくりをしていきたい!」

 

と決心し、改めて運動の分野から
高齢者の機能回復、転倒・認知症予防を学び
長岡市介護予防運動指導員として高齢者の運動教室を担当。

 

 

その先の未来のために

 

 

また、高齢者の介護予防教室で感じた
「少しでも早いころから運動の大切さ、
体の使い方を伝えていきたい!」という思いで行き着き学んだ

 

マタニティヨガ&産後ヨガ
ママの学校 HAPPY SUNで
産後ママのボディケアと赤ちゃんの発達体操
などを
産後ディケアる~む
「ままのまカフェ」や子育て支援イベント
で産後ママのボディエクササイズ・骨盤調整体操や赤ちゃんの発達体操
抱っこ講座などを行う。

 

現在
これまでの経験や学びから
忙しい日々の中でも特別な時間を取らずに、手軽に出来る
アロマと呼吸で五感を感じるセルフケアの指導、施術で
身体のリズムを取り戻し
すべての女性のライフステージに寄り添い
繊細な心と身体をサポートし女性の笑顔と元気を増やすための
活動を行っている。

~今、この瞬間は その先の未来のために~

 

 

 


永井順子

1957年 新潟県 生まれ
これまでの経験や学びから、女性の身体のリズムを取り戻し、自然な美しさと心地よく動けるしなやかな身体を手に入れるため、「どうしたらもっと機能的に快適に日常が送れるようになるのか?」ヒトのカラダが持つ力を引き出すセルフケア・トレーニングを日々探求。女性が今より笑顔で元気になる活動を行っている。